書いているのはこんな人

自己紹介

はじめまして。「研究企画のけんたさん」の管理人、けんたです。

国立大学薬学部(4年制)で薬理学研究室に所属し、大学院へ進学しました。薬剤師国家試験にも合格し、修士過程での研究は、投稿論文(筆頭著者)としてまとめることができました。医薬品開発に興味があったので、内資系企業への就職を志望し採用されました。修士課程修了後入社して、もう30年近くになります。

入社後は、医薬品部門の研究所に配属され、約20年間にわたり生物系研究員として、主に薬剤スクリーニング、新薬候補となる化合物の有効性・安全性評価を担当してきました。その後、企画部門に異動となり、約10年間にわたって新薬探索に必要な研究活動の企画・調整作業に従事しています。

企画部門での現在の業務内容は、プロジェクトの課題抽出・部署間調整、海外・国内企業とのコラボレーションの企画・調整、新規プロジェクトの企画・研究戦略策定に必要な情報の収集・分析、など多岐にわたります。

現在の趣味は、ウオーキングと庭の芝の手入れです。新型コロナ下の運動不足から始めたウオーキングでは、毎日約15kmを歩いており、Podcastの情報収集やアイデア出し、景色を眺めるための気分転換に使っています。庭の芝は、家を建てて以来20年近く世話を続けています。暑い中での芝刈りと草むしりは、良い気分転換になってます。

このブロクの目的

このブログは、新薬研究に興味がある一般の方を主な対象として、以下の項目をわかりやすく紹介することを目的としています。

  • 新薬の作り方
    研究所の目標は、新薬候補となる化合物を探索し、臨床試験の対象となる開発化合物を作り出すことです。企画部門の目線から、様々な部署が、緊密に連携しながら開発化合物を作り上げていく過程を紹介します。
  • 研究企画の仕事
    研究所の中で、企画部門がどういう仕事をしているのかについては、社内でもあんまりイメージが湧かないという話をよく聞きます。「なんでも屋」ともいわれる企画部門の活動を紹介します。
  • 新薬開発の豆知識
    上記の内容の理解を助けるために、新薬開発・医薬品に関する用語や技術について、わかりやすく紹介します。

これまで複数のプロジェクトを通じて、化合物探索のスタート地点から臨床試験に至るまでの過程を経験してきました。私の経験が、いま医薬品開発に関わっている方々、これから医薬品開発を志す方の参考になれば幸いです。